こんにちは、みんちゃんです。
先日、夫と一緒に韓国へ行ってきました。親戚が集まった食事の席で、叔父が夫に「お口に合うかな?」と気遣ってくれたのですが、夫は「大丈夫です(괜찮아요 / ケンチャナヨ)」と言おうとして「괜찮아(ケンチャナ)」とタメ口で答えてしまったんです……!
叔父に「ケンチャナじゃなくて、ケンチャナヨだよ」と優しく直され、夫はその後ずっと「叔父さん、チェソンハムニダ(すみません)……」と気に病んでいました(笑)。
夫のように「韓国語の敬語や丁寧語の使い分けでヒヤッとした経験」はありませんか?
韓国語を勉強していると、必ずぶつかるのが「敬語」の壁です。ドラマでよく聞く「〜요(ヨ)」と、テキストによく出る「〜습니다(スムニダ)」。「何が違うの?」「どう使い分ければいいの?」と迷ってしまいますよね。
韓国では年齢や上下関係を大切にするため、相手に合わせて話し方を変えることがとても重要です。
今回は、韓国語初心者の方がまず覚えておきたい敬語の基本を、例文と一緒にわかりやすく紹介します。
韓国語の敬語
日本語には、
- 食べる → 召し上がる
- 言う → おっしゃる
- 行く → いらっしゃる
のように、相手を敬う言葉がありますよね。
韓国語にも同じように、相手を敬う表現があります。
さらに韓国語では、動詞や形容詞の語尾を変えて、丁寧な話し方にすることも多いです。
初心者の方がまず覚えておきたいのが、「요(ヨ)体」と「습니다(スムニダ)体」です。
韓国語の敬語①「요(ヨ)」を使う話し方
韓国語で最もよく耳にする丁寧な表現が「요体」です。
例えば、먹어요(モゴヨ)は、「食べます」という意味です。
例を見てみましょう。
| 基本形(原形) | 요体(丁寧語) | 日本語 |
|---|---|---|
| 가다(カダ / 行く) | 가요(カヨ) | 行きます |
| 먹다(モクタ / 食べる) | 먹어요(モゴヨ) | 食べます |
| 보다(ポダ / 見る) | 봐요(ボワヨ) | 見ます |
| 하다(ハダ / する) | 해요(ヘヨ) | します |
| 좋아하다(チョアハダ / 好きだ) | 좋아해요(チョアヘヨ) | 好きです |
「요」を付けることで、相手に対して丁寧な話し方になります。
「요体」はどんなときに使う?
「요体」は、韓国語の日常会話でとてもよく使われます。
- 初対面の人
- 年上の人
- お店の店員さん
- それほど親しくない人
- 普段の丁寧な会話
などで使います。
韓国語の敬語②「습니다(スムニダ/二ダ)」を使う話し方
もう一つ覚えておきたいのが「습니다体」です。
| 基本形(原形) | 습니다体(フォーマル) | 日本語 |
|---|---|---|
| 가다(カダ / 行く) | 갑니다(カムニダ) | 行きます |
| 먹다(モクタ / 食べる) | 먹습니다(モクスムニダ) | 食べます |
「요体」と比べると、少し硬い印象になります。
「습니다体」はどんなときに使う?
「습니다体」は、
- 会社
- 仕事上の会話
- プレゼンテーション
- ニュース
- スピーチ
- 改まった場面
などでよく使われます。
韓国のニュースを見ていると、「〜습니다」という語尾をよく耳にすると思います。
「요体」と「습니다体」の違い
初心者の方は、まずこの違いを覚えておきましょう。
| 比較項目 | 요体 | 습니다体 |
|---|---|---|
| 丁寧さ | 丁寧 | よりフォーマル |
| 会話 | ◎ | ○ |
| 友達 | △ | △ |
| 初対面 | ◎ | ◎ |
| お店 | ◎ | ○ |
| 会社・仕事 | ○ | ◎ |
| ニュース | △ | ◎ |
| スピーチ | ○ | ◎ |
簡単に言えば、「요体=普段の丁寧な会話」「습니다体=改まった丁寧な会話」
と考えるとわかりやすいです。
韓国語には「パンマル」もあります
韓国語を勉強すると「パンマル(반말)」という言葉も出てきます。
パンマルとは、友達や家族、年下の相手に使う話し方(タメ口)です。
ドラマや日常会話でよく使われる基本フレーズを見てみましょう!
よく使う日常のフレーズ
- 안녕(アンニョン)
- 「タメ口の挨拶(ハロー/バイバイ)」
- 고마워(コマウォ)
- 「ありがとう」
- 미안해(ミアネ)
- 「ごめんね」
- 먹어(モゴ)
- 「食べて」
- 가자(カジャ)
- 「行こう」
- 大丈夫(ケンチャナ)
- 「大丈夫 / 気にしないで」
よく使う質問と返事
- 뭐 해?(ムォ ヘ?)
- 「何してるの?」
- 어디 가?(オディ カ?)
- 「どこ行くの?」
- 진짜?(チンチャ?)
- 「本当(マジ)?」
- 응 / 아니(ウン / アニ)
- 「うん / いや」
ドラマでは、このようなパンマルがたくさん出てきます。
▼韓国語のパンマルを紹介した記事ですので、あわせてお読みください。

「요体」と「パンマル」を比較するとわかりやすい
冒頭でお話しした私の夫の失敗談からもわかるように、叔父からの「お口に合うかな?」という気遣いに対し、夫は「大丈夫です(괜찮아요)」と言おうとして「大丈夫(괜찮아)」と答えてしまいました。
この2つの違いは、実は「語尾に 요(ヨ)がついているかどうか」だけなんです。
- パンマル(タメ口)
- 괜찮아(ケンチャナ)=大丈夫 / いいよ
- 丁寧な表現(요体)
- 괜찮아요(ケンチャナヨ)=大丈夫です
このように、韓国語は基本的に語尾に「요」をつけるだけで丁寧な言葉(요体)になり、外すとタメ口(パンマル)になります。
もうひとつ日常会話の例を見てみましょう。
- パンマル(タメ口)
- 고마워(コマウォ)=ありがとう
- 丁寧な表現(요体)
- 고마워요(コマウォヨ)=ありがとうございます
たった1文字の「요」があるかないかで相手に伝わる印象や距離感が変わります。うっかり「요」を落としてしまわないよう、初心者のうちは語尾の「요」を意識するのが大切なポイントです!
韓国語の敬語は「相手との関係」が大切
韓国語の敬語を理解するうえで、ぜひ知っておいてほしいのが年齢や関係性です。
韓国では、初対面の人と会うと、「몇 살이에요?」(ミョッ サリエヨ?)「何歳ですか?」と年齢を聞かれることがあります。
日本人からすると少し驚くかもしれません。
でも韓国では、相手との年齢差によって、どのような言葉遣いをするのか判断することがあります。
もちろん、年齢だけで決まるわけではなく、相手との関係や場面によっても変わります。
名前につける「씨(シ)」と「님(ニン)」の違い
名前の後ろにつける「씨(シ)」も、よく使われます。
日本語の「〜さん」「〜様」にあたるのが「씨」と「님」ですが、それぞれのイメージと使い方を整理してみましょう。
「씨(シ)」:〜さん(同僚・対等な関係)
- イメージ:日本語の「〜さん」に近い表現
- 使い方:同僚や同年代、または年下相手に対して丁寧に呼ぶときに使います。
- 注意点:目上の人や上司に「名前+씨」を使うと失礼になるため避けましょう。
- 例:민수 씨(ミンスさん)
「님(ニン)」:〜様・〜さん(丁寧・目上の人)
- イメージ:日本語の「〜様」
- 使い方:目上の人、取引先、カスタマー対応、ネットのコミュニティなどで幅広く使われます。
- 特徴:名前の後ろにつけるだけでなく、「役職・職業」の後ろにつけて敬意を表すのが大きな特徴です。
- 例:민수 님(ミンス様 / ミンスさん)
선생님(ソンセンニン / 先生)※「先生(선생)」+「様(님)」
사장님(サジャンニン / 社長)※「社長(사장)」+「様(님)」
| 敬称 | 読み | ニュアンス | 主な対象 | 例 |
| 씨 | シ | 〜さん | 同僚・対等な立場・年下 | 민수 씨(ミンスさん) |
| 님 | ニン | 〜様 / 〜さん | 目上の人・役職・お客様 | 민수 님 / 선생님(先生) |
▼韓国語の様の使い方の解説です。あわせてお読みください!

韓国語の敬語で初心者が意識したいこと
韓国語を始めたばかりの方が一番気をつけたいのは、「とりあえず全部に요を付ければいい」わけではないということです。
例えば、友達に対してずっと「요体」で話していても間違いではありませんが、距離を感じさせることがあります。
反対に、年上の人や初対面の人にいきなりパンマルを使うと、失礼に聞こえます。
最初は、「迷ったら丁寧な表現を使う」と覚えておくと安心です。
韓国語を勉強し始めると、「覚えることが多くて難しい!」と思うかもしれません。
でも、最初から全部覚える必要はありません。
まずは、요体を覚える→パンマルとの違いを知る→습니다体を覚える→相手に合わせて使い分ける
という順番で勉強するとわかりやすいです。
韓国旅行では「요体」を覚えておけば安心!
韓国旅行で使うなら、まず「요体」を覚えておけば間違いありません。
お店の店員さん、タクシーの運転手さん、道を聞くときなど、旅行中のほぼすべてのシーンで「요体」を使えば丁寧で自然な印象を与えられます。
旅行でそのまま使える基本のフレーズをいくつか覚えておきましょう!
① 挨拶・基本のやりとり
- 안녕하세요.(アンニョンハセヨ)
- 「こんにちは」
- 감사합니다 / 고마워요.(カムサハムニダ / コマウォヨ)
- 「ありがとうございます」
- 죄송해요.(チェソンヘヨ)
- 「すみません / ごめんなさい」
② お買い物・注文するとき
- 이거 주세요.(イゴ ジュセヨ)
- 「これください」
- 얼마예요?(オルマエヨ?)
- 「いくらですか?」
- 있어요?(イッソヨ?)
- 「ありますか?」
③ 移動・場所を聞くとき
- 어디예요?(オディエヨ?)
- 「どこですか?」
- ~(으)로 가주세요.(〜ロ カジュセヨ)
- 「〜へ行ってください(タクシーなど)」
「습니다体」まで覚えなくても、「〜요(ヨ)」をつける感覚さえ掴んでおけば、旅行中のコミュニケーションはバッチリです。まずは「요体」から気軽に試してみてくださいね!
まとめ|まずは「요体」から覚えよう!
韓国語の敬語は、日本語と似ているところもありますが、使い方には違いがあります。
今回覚えておきたいポイントはこちらです。
- 요体は日常会話でよく使う丁寧な表現
- 습니다体は改まったフォーマルな表現
- パンマルは親しい友達や家族などに使う
- 韓国語では年齢や関係性によって話し方が変わる
- 相手の名前や役職に「씨」「님」を付けて呼ぶことも大切
- 初心者は「요体」から覚えると安心
韓国語の敬語は、単に語尾を覚えるだけではなく、「誰に話しているのか」を意識することが大切です。
最初は「요体」を中心に練習して、少しずつパンマルや「습니다体」に広げていきましょう。
韓国ドラマを見ていると、「この人は年上だから敬語を使っているんだな」「仲良くなったからパンマルになったんだな」と、会話の変化にも気づけるようになりますよ。
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韓国語を勉強している皆さんを応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼韓国語の一人称を詳しく書いています。あわせてお読みください。



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